時々びっくりするようなことを言うふたば
けれど、こう言われたときに
きっとこれは あの頃の私が
求めていた言葉なのかもしれない
と思いました
ただただ終わりに向かっていく感覚に
不安を抱いていたころの自分に
未来に向かって進んでいくことへの
希望が含まれた言葉
もちろん まだ5歳のふたばが
どこまでわかって言っているかは
正直わかりません
当時私からあの質問を投げかけられた父は
驚いたことでしょう
当時も幸せな日々に包まれていたし
決して生きることに希望を失っていたわけではなく
この幸せな日々にいつか終わりが来ることが
怖かったのだと思います
父がなんと答えたのか
もう忘れてしまったけれど
記憶の彼方へ忘れ去っていた
幼かったあの日の自分が
ふたばのおかげで
なぐさめられたような
不思議な感覚でした
私がしわくちゃになって
君が今よりずっと大人になった未来
そんな未来を守るために
大切な人の心を離さないように生きよう